10年以上前から大学病院で抜いたほうが良いよと勧められていたものの、面倒で放置していた親知らずを抜いた時の記録(2/7)
ついにやってきた、某有名大学病院へ
初診受付で20分ほど待つ
ファイルに入った受付票を渡され歯科前のベンチへ
初めての大学病院歯科の待合室は凄惨なものだった
救急できたのだろうか看護助手らしき人に押された車いすですすり泣く貞子のような女性、スーツ姿でホッペ押さえてウンウン唸ってるサラリーマン、子泣き爺みたいなじいちゃんetcたまに先生らしき人が出てきて貞子に「痛いねえ大丈夫?」とか、涙目で診察室から出てきた患者に助手らしき人が「管が入ってますが気にしないで」とか言ってるし
待合室からでも歯を削るキュインキュイ〜ン、シュボボーがずっと聞こえる恐ろしい所で
今まで見た歯医者とは患者のレベルが違う!さすがは大学病院、と拳を握りながら自分の受付番号がモニタに表示されるのを待った
1時間30分ほど待ったかな?モニタに自分の受付番号が表示され、恐る恐る診察室に入った
狭い通路の奥には診療台が4つ見えた
先生に名前を呼ばれ、一番手前の椅子に案内された
「大変お待たせして申し訳ありません」
マスク越しだが、年齢は自分と同じ位のいい目をした先生だった親知らずが痛んで、喉の奥までしびれてきた、昨日行った口腔外科でも抜歯を断られた、とこれまでの経緯を話す
口内を診察され、リンパをさわられた
「熱もってるね」「切らないとダメかな」
「まずレントゲンをとってきてください」「それと採血」
「今日時間ありますか?点滴しないと」「明日も点滴これますか?」
なんで点滴が必要なのかわからなかった
「(そんなおおげさな?)明日はちょっと無理です」と答えた
先生は、炎症が喉まで回っていること、これ以上進むと入院する人もいるんだよと強めに説明してくれた
歯を甘く見るな!と諭されたような
えらいことになってきたぞ
財布にいくら持ってきたか気にしながら、レントゲンを撮り採血をし待合室に戻る
もう12時を過ぎていて、待合室には数人しか残っていなかった
再び診療室へ
レントゲンを診て、奥歯と親知らずの間に深いポケットが出来ていると言われた
血液検査の結果でも炎症が見られると
午後イチで点滴と奥歯の周りを消毒することに
まさかこんな事になるとは
午後
もう待合室には貞子と自分しかいない
先に貞子が呼ばれ、しばらくすると診療室からうめき声が聞こえた
30分ほどして貞子が出てきた
グチャグチャに乱れた髪の隙間からやつれた顔、30代前半か?
相当痛いんだろうな
次は自分の番
抗生物質の点滴を受けながら奥歯の周囲を洗浄してもらう親知らずの抜歯予定日を決める事になったが、早くて3月後半だと伝えられる
どうやら3ヶ月先まで予約でいっぱいらしい
どうしても早く抜きたいと、点滴が終わるまで粘ったら3月頭に空きがでたと予約がとれた
ただし、また腫れたら延期です!とも...
2月の半ばに一度様子見と手術の説明で受診するよう言われ予約